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俺がソフトビニール人形だったら、まず立たない

「頭が大きい」と「顔がでかい」
この二つの言葉に、そこまで意味の違いは無いのだけれど、人に与えるダメージは大違いなんだ。覚えときなよ。デリカシーとはそういうことだ。


俺は幼稚園の時に自我の認識と同時期に『俺アタマおおきめ!』と気づいていた。だって集合写真で自分の見つけやすさったらなかったもの。
気付いたものの、全く気にしていなかった。母親も「アンタは見つけやすくていい」と言ってたもんで。

小学校に入ってわかった。こりゃ、どえらい事ですよと。一歩間違えたらイジメ的な、あれですか、お先真っ暗ですかと。
身体的特徴というのはどうしようもないもので、あらがえないのです。
俺も冷静になって考えましたよ。『顔が大きい』というのはなぜ、嫌なのか?人から小馬鹿にされるのか?と。
考えれば考えるほど、分かってくるのは『顔が大きい』といいうことは、言葉では明確に説明できないのだがマイナス要因でしかないという事だった。

かくいう俺はこの不利な状況を、マスコット的ポジションでやり過ごした。
もちろん、いろんな人からいろいろと言われた。
ギリだった。紙一重のところでイジメから逃げ切ってやった。
だが俺はデリケートかつプライドが高いのでなかなかきつかったけど。


その後、年をだんだん重ね、成人なんて向かえてしまうと、もうそんな事はどうでもよくなっている。
そんな事より、陰毛の直毛化が気になる。高齢になると陰毛が直毛になってくというのは知ってたんだけど、早すぎはしないだろうか。年々ストレートになってくんだが。

まぁ、それはともかく何百回も俺の頭の大きさについて、他人から言及されてきたら、いやがおうにも慣れるっちゅう話ですよ。だが面白くない人間にその事を言われると、もの凄く腹が立つ。ちゃんとしろ!と思う。
この前、初対面の人に「君!顔ちっちゃいね!」と言われた。
その人は、ちゃんと面白い人だったので俺は「ドアノブみたいだねってよく言われんすよ。」って言ってやった。いやはや、俺もずいぶん大人になったなって思ったよ。


で、だ!ここで問題がある。
俺も大人になった、ということは周りにいる人も大人になったという事で、新たなる問題が出てくる。
俺の顔の大きさについて『気を使われる』という事だ。
罵倒されてる事の方がよっぽど楽だったなんて思いもしなかった。『気を使われる』というのはものすごく厄介なのだ。心の奥の方がまったりと傷つくので。

たとえば眼医者なんかで、あの眼のピントを計るような機械があるじゃないですか。アゴをのっけてやるやつね。
あの機械はアゴをのっける部分が動いて、顔の位置をあわせて固定するんだ。
俺があの機械に顔を乗っけるときに、眼医者の先生がアゴの固定部分を手動でクルクル部品を回して、アゴの部分を下に広げる。もちろん上に狭められたことはない。
まぁ、簡単に言うと、そのクルクルが尋常じゃないくらいスゲー早いんだ。
『お客様はさしてお顔は大きくないですよ!』と言わんばかりに、クルクルと部品を高速で手で回している。
俺は、そういうのを見ると「あっ!」って思う。俺は23年間ちゃんと大きいわけで、昨日今日の問題では無いのだから過剰に気を使うのは辞めてほしい。貴方が優しい方の人間ってのは分かったから、ゆっくりクルクルしようぜ!と。腱鞘炎になっちゃうよ。



頭が大きいと物理的な問題もある。
車の免許取得の合宿での原付講習の時の事である。
講習の前にバイクのヘルメットを指導員から渡された。
もちろん入らない。
渡された瞬間、「あーこりゃ入んねーなー」とは分かっていたが、一応かぶるそぶりをみせる。
ヘルメットを渡された瞬間に、かぶりもせんといきなり「このヘルメット入りません!」と言ってしまうと、周りに「あの人は何回もあんな目にあっているのね!可哀想な人!」と思わせてしまうのだ。無駄な気を使わせまいとする俺の気遣い『かぶるそぶり』なのだよ。

というか、この二日前あたりに講習予定表で『原付講習』ってのを発見した時から「ヘルメット問題」を予見し心の片隅で気にしていてたりもする。「どうせ入らないんだろうな」と。
気にしたところで、俺にはどうしようもないので、当日を待つしかないのだけど。

で、当日、案の定入らないので指導員に「ヘルメットが入りません」と申告した。
すると指導員は「・・・・・ちょっと待ってろ。」と言って、生徒たちを残し、どこかに行ってしまった。
5分後、なんか少しホコリまみれになって指導員が帰ってきた、ホコリまみれの工事用のヘルメットみたいなのものを手にして。
冗談かと思ったのだが、気づいたら俺は、太古の遺産発掘ホヤホヤのようなヘルメットを指導員から渡されていた。
この時点で生徒の皆さんが笑いをこらえてらっしゃるのはヒシヒシと伝わっていた。
俺は健気に、そのヘルメットをかぶったのだが、ホコリが尋常じゃないくらい落ちてくる。
むせていると、その指導員が「タオルをヘルメットの下にひくか?」と聞いてきた。
何をいってるんだ!この中年は!この問題の発端は『ヘルメットが入らない』という事なのに、そんな厚手のタオルをしのばせたら、また入らなくなっちゃうでしょうが!
気づいたら俺は、ティッシュを頭皮に張り付けて、その上にヘルメットをかぶり、むせながら原付で走り回っていた。
俺の健気さで人々に勇気を与えた、いい思い出である。




なんか逆にここまで大きい!大きい!と言うとハードルが上がってしまい、実際に見てみたらそんなに大きくないと思われたら嫌なので、もう一回自分自身で鏡を見て確認したら、やはり安定感のある大きさだった。
何だか安心したよ。







そんなわけで最近「顔大きいね」って全然言われなくなったので、これからブログを書いてこうと思います。







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